システムの復元

システムの復元の危険性

最終更新日:2010/1/17

Windows Me/XP 以降の OS には「システムの復元」という機能があります。PC関連の掲示板では、トラブルが起きると「システムの復元」を勧める人をよく見かけます。しかし、それは万能な機能ではなく、使い方によっては新たに予期しないトラブルを引き起こします。ここでは、システムの復元の危険性を紹介したいと思います。

Windows XP で SP2 を適用後に SP1 の時に作成した復元ポイントに戻ると、Windows を起動できなくなる場合があります。ServicePack の適用など、大きな変更をした後にシステムの復元をするのはタブーです。

システムの復元をするとレジストリがその復元ポイントの時点の状態に戻りますので、その復元ポイント以降にインストールしたプログラムは使えなくなります。特に、セキュリティ/ウィルス対策ソフトのインストール前の復元ポイントに戻ると、大きなトラブルを引き起こすことがあります。

それから、システムの復元には “対象になるファイル” と “ならないファイル” があります。Microsoftの公式ページ にいろいろ書いてありますが、ちょっとわかりづらいので例を挙げますと、

これらは、復元の対象にならないファイルです。何度システムの復元をしても絶対に直りません。ですが、それぞれのトラブルに最適な対処方法をとれば、比較的簡単に解決できるケースが多いです。

しかも、トラブルが解決するどころか、ファイルが消えて新たなトラブルを引き起こす場合もあります。

ちなみに、Windows XP までの OS で拡張子やフォルダによって復元の対象になるかどうかを調べるには、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックし、

%SystemRoot%\system32\Restore\Filelist.xml

という文字をそのまま貼り付けて [OK] をクリックしてみましょう(Vista/7 でこのファイルは存在しません)。<Exclude>と</Exclude>で囲まれている中にあるものは復元の対象外、<Include>と</Include>で囲まれている中にあるものは復元の対象になります。

Windows Me のシステムの復元は不具合が多く、XP になって改善されたとは言え、使い方によっては危険性のある機能であることに変わりはありません。

以上のような理由により、「システムの復元」はトラブルの状況を確認せず安易に勧める機能ではないと言えますね。


<関連URL>

  • Windows Millennium Edition (Me) におけるシステムの復元の問題のトラブルシューティング
  • Windows XP でシステムの復元ツールの問題をトラブルシューティングする方法
  • システムの復元による対処法 (WindowsXP/ME限定)
  • システム・クラッシュからの復活 1.「システムの復元」とは?